企業・団体献金の全面禁止だけを進めると、金持ちしか政治家になれない?

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前回のエントリーで、民主を追い詰めるとどんどん民主主義が加速する件を書いたが、それに反論するかのように民主党の鳩山氏(兄ポッポ)が以下のように述べたようだ。ソース

「それだけを進めると、金持ちしか政治家になれない。日本の政治がいびつになる」

まず、金持ちしか政治家になれないのは今でも同じじゃないのだろうか?そしてそれが企業献金という形をとるなら、それは一部の企業のための政治家となり、そういう政治家が集まれば企業のための政治を行う。

「蜂の寓話」を書いたマンデヴィルは政治家は名誉で動くみたいに言っていたし、モンテスキューは民主政治(共和制だったか?)を「徳による支配」と書いていたような気がする。

つまりどちらにしろ金持ちしか政治家になれないなら、企業の利益を代弁する政治家より、自分の利益、すなわち名誉を代弁する政治家のほうがましではないか?もちろんもともと金持ちの政治家が企業に便宜をはかってもっとお金持ちになろうとするかもしれないが、すでにお金持ちなら名誉を求めた政治をする可能性が大きくなる。

兄ポッポの言う「いびつ」とはどういうことを想定しているのかわからないが、例えば金持ちは財閥的な組織が背景だから大企業有利の政治になるということだろうか?いずれにしてもこの件はもっと詳しく、自らの政治理念とともに説明してくれないとよくわからない。

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