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Ubuntuへの移行のためのページ

ショートカットファイル, シンボリックリンク, ハードリンク

Windowsのショートカットファイルは拡張子lnkのファイル。アイコンに矢印が表示されているファイル。 スタートメニューの中のアイテムとかクイック起動とかもショートカットファイル。

ショートカットファイルの実体はバイナリー、対象ファイルのパスや起動オプションなどの情報が入っている。 ショートカットキーを割り当てることもできる。主にエクスプローラで管理されるためコマンドラインなどからはうまく使えない。

アプリケーションのショートカットファイルをダブルクリックすると、アプリケーションが起動され、 一般ファイルのショートカットが起動されると、対象ファイルの拡張子に応じたアプリケーションが起動され、引数に対象ファイルのパスが渡される。

Ubuntuではカーネルレベルで管理されるシンボリックリンクハードリンクがある。主にシンボリックリンクが使われる。 アプリケーションはこれらのファイルを直接開いたり書き込んだりできる。

シンボリックリンクとハードリンクの違い

シンボリックリンクにはリンクとリンク先と言う概念がある。シンボリックリンクを削除しても リンク元のファイルは削除されない。ハードリンクはハードディスク上のファイル実体に直接リンクする。そしてこれは普通のファイルと同じ構造。 よってリンク元、リンク先という概念がなくなる。ハードリンクされたファイルの実体は参照数が2になる。 この結果、元々のファイルを削除しても、ハードリンクがどこかに存在すればファイルの実体は削除されず、参照数が1になるだけである。 よって安全にファイルを削除したい場合は注意が必要になる。

シンボリックリンクを作成するln -sコマンド

$ ln -s dir/original linkfile

ハードリンクを作成するlnコマンド

$ ln dir/original hardlinkfile

シンボリックリンクはリンク元がなくてもいい

$ ls naifile
ls: cannot access naifile: No such file or directory
$ ln -s naifile myfile
$ ls -l myfile 
lrwxrwxrwx 1 xxx xxx 7 2008-05-22 06:13 myfile -> naifile
$ cat myfile 
cat: myfile: No such file or directory
$ 

ハードリンクはリンク元がないとダメ

$ ls naifile
ls: cannot access naifile: No such file or directory
$ ln naifile myhardlink
ln: `naifile' にアクセス中: No such file or directory
$ ls -l myhardlink
ls: cannot access myhardlink: No such file or directory
$

ハードリンクを作成後、リンク先を削除してみる

$ mkdir secret
$ cat > secret/secretfile
this is yabai data
$ ln secret/secretfile hardlinksecretfile
$ cat hardlinksecretfile 
this is yabai data
$ rm secret/secretfile 
rm: remove 通常ファイル `secret/secretfile'? y
$ cat hardlinksecretfile 
this is yabai data
$ 

ファイルを完全に消すshredコマンド

$ mkdir secret
$ cat > secret/secretfile
this is yabai data
$ ln secret/secretfile hardlinksecretfile
$ cat hardlinksecretfile 
this is yabai data
$ shred -u secret/secretfile 
$ cat hardlinksecretfile 
$

デスクトップファイル

Windowsのショートカットに対応するようなファイル、デスクトップファイルがある。 拡張子は.desktopでこのファイルが~/Desktopなどにあると特別な動作になる。 このファイルはテキストファイルでアプリケーションのいろいろな情報が記述されている。

このファイルがあれば、メニューにアプリケーションを追加したり、アプリ実行ダイアログで表示したり、 アプリにアイコンを指定したり、アプリとmime-typeを関連付けできたりする。

デスクトップファイルを/user/share/application/におくとシステム共通として使え、~/.local/share/applications におくとユーザ用として使える。



Win2buntu 2011(MAIL) Conversion time : 0.0013590000000001