全既成勢力が反小沢になった

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朝日、毎日も含む既存の大手新聞が反小沢を鮮明に打ち出してきた。おそらくこの傾向は変わらないだろう。民主党議員もなりを潜めていて、積極的に小沢氏を支持できないようだ。民主党のページから議員の考えを少し調べてみた。

第二に、この問題と民主党のいわゆる体質は明らかに異質なものであ
る。 だからこそこの問題で民主党への国民の不信感が広がらないよう
最善の対策を取らなければならない。 検察当局と徹底的に戦ってもらう
ことは大いに結構だ。しかし、その戦いに民主党をできるだけ連動させ
ないように対応すべきである。(http://junazumi.blog70.fc2.com/blog-entry-58.html

小沢代表はいろいろなところで、政権交代が大切だ、その為には代表の座とか総理の座とかにこだわらないと明言している。しかし、今回の決断はこの大目標 には少々外れるのではないかと思う。つまり、来るべき総選挙の勝利や、民主党の政権奪取には小沢代表がつべこべ言わずにさっと辞めるのが一番である。(http://www.shinohara21.com/blog/archives/2009/03/09331.html

自分ともっとも考えの近いのが細野豪志さんだった。

党内には、代表の去就は総選挙で勝てるかどうかで決めるべきとの意見があります。ただ、それ以前に、上記の役割を果たせなければ国民の期待に応えていることにはなりませんし、政権交代など夢のまた夢です。

ほとんどの議員は、今回の小沢問題に関しては何も書いていない。この問題は政治家にとって決定的に重要な問題だと思うのだが、多くの議員はそう思ってないか、そう思っていても言うべきものではないか、この問題に巻き込まれたくないと考えているのだろう。小沢氏の問題と民主党の体質は別問題などといっている人もいるが、そのレベルの認識で政権をとった後政治を行っていけるのだろうか?あの辻元清美ですら逮捕されたのだ(あれは朝生での天皇発言のせいだと思うが)。だから政権を取る以上、そういう力と戦っていかなければならないと思うのだが、そういう決意みたいのがほとんど見えないので、結局民主党が政権を取ったとしてもただ少しクリーンに見えるだけで実体はあまり変わることは期待できないというしかない。それにクリーンと言えばいまや自民閣僚の方がクリーンとも言えるのだ。

またマスコミも反小沢になったことで、次の衆院選で民主党が勝つことは難しくなったと思う。だからといって小沢氏が辞任したからといって、形勢が逆転できる高い可能性があるとも言えないだろうしかえって民主支持層を割ってしまうものになるだろう。民主支持の多くのブログなどを読むと次の選挙のことしか考えていないようなものが多いが、これが危うくなった今となっては次の勝利にだけはこだわらないという姿勢も見せていった方がいいと思われるし、いずれにしろ自民では日本は持たなくなってくると思う。

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