2009年3月24日、民主党の小沢一郎代表の秘書が起訴された。小沢一郎は代表を辞任しない決断をした。

折りしも数日前に、日本の成長率が先進国中最低水準であることがIMFから発表され、それをうけてか政府は各方面の専門家との会合を持ち、それを一般公開した。

そこで見られた光景は、希望を与えるどころか失望や抵抗すら許さないような内容であった。総理の頭の中には素朴で直接的な光景しかなく、政治家という職業に期待される思想的なものは何も含んでいない。このことは次のことを予感させる。国の舵取りは政府によって行われるものでなく、もっと生々しい直接的な力、強制力を持つ暴力、あるいは、欲望を満たすカネ、によって行われていることを。今や自民党は歴史的視点で見れば政治の舞台のすみっこに追いやられてしまったのであり、用意された紙芝居を機械的に演じるのみなのだ。

人間は自らを拘束するものの存在を知らなければならない。今や民主党が敵対するものはこの存在であり、この対決の前では既存の法律、既存の使い古された批判、直接的で無内容な形式主義では役に立たたない。

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