戦前を彷彿とさせる麻生内閣

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私は心情的には麻生総理を応援している。麻生さんは真に日本人のためを思い、輝かしく皆が明るく幸せに暮らしている日本にするために最高の努力をしていると確信している。だからこういうことは書きたくないのだが、麻生総理も私などには同情されたくないであろうから、書いておくことにする。

麻生総理の言葉「活力」、「ピンチはチャンス」、「痛みを恐れず」、「日本はダメージはたいしたことない」。これらの言葉を聞くと私は非常に暗澹たる気分になる。彼が日本人を騙そうとしてそういうことを言っている、ということではなく、それが戦前の日本の偉い人たちの言葉とかぶるからだ。

「一億玉砕」、「竹槍」、「精神力」、これらの言葉を聞かされたとき当時の日本人はどう思っていたのだろうか?今の日本人と同じではないのか?

日銀の生活実態調査を見ればわかるように、日本人の気分はどんどん暗くなっている。社会としてこれを見れば社会は完全な病気状態だ。病人に向かって「ピンチはチャンス」、「活力」という言葉がどう響くのか、麻生総理は考えたことがないのだと思う。と同時に麻生総理を含め政治家の方々はやはりあの戦争の反省ができていないのだと思う。

病人に必要なのは「麻酔」と「手術」だ。政府通貨という、「麻酔」が登場した。しかし麻酔だけでは無意味だ。麻酔が効いている間にどのような手術を行うのか?そこが問われなければならない。

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