拉致問題について自民、民主は「与党も野党もない」という姿勢で臨んでいるようだ。しかしいままでの政治を振り返って見ると自民と民主が一致した行動をとった場合ろくなことがおこってないように見える。この認識は間違っているかもしれないが、例えば派遣法の改訂、あるいは耐震偽装問題の時の民間人へのものすごいバッシング。国会に呼ばれた小嶋社長に対して民主党の議員が「あなたは犯罪者なんですよ」と言ったことを今でも覚えている。

拉致問題に関してはすでに色々なことが話し合われているので今更言うことはないように見える。実際この問題に対する政府の方針は決まっているようでいまさら大きく方針が変わることはないだろう。しかし自分には常に1つの疑問があり、それが問われたためしはなかった。

その疑問とは「拉致被害者は日本に帰ってくることを望んでいるのか?」というものだ。

もちろん当然反論されるだろう。誘拐された人間を連れ戻すのは当然のことだ、と。しかしこの拉致問題はそう簡単ではない。昨日今日拉致されたというなら、その被害者は早く助けてほしいと思っているに違いない。だがもう10年とか平気で経っているとすると、拉致された被害者の方はもうすっかり諦めきっていて、もうこの地で一生を終えるのが当然と考えている、と考えてもまったくおかしくない。さらにもういまさら日本に帰りたくない、と考えているとしてそのことを攻められるはずもない。

だから大丈夫なんでしょうか?いざ助けにいって「助けに来たよ」と言って。「はぁ?なにおまえ?いまさら」と言われたらどうするんでしょうか?「じゃーしょうがないね」と言って国民は納得するんでしょうか?「北朝鮮に洗脳されてる」と言い出す人たちが絶対に出てくるでしょう。

そもそも日本人の対北朝鮮観と言うものはものすごくねじれてしまっていると思う。「あんなひどい国はない」確かにそうでしょう。でも自分の認識からすれば、北朝鮮は「酷い」というより「古い」という言い方が一番あっていると思う。日本だって昔はあんなんだったんだよって思う。

振り返って見ると、そもそも日本も最初は友好関係を構築していくとして進んでいた。しかし安倍首相が「偽遺骨」を公開した時に大きく変わった。今考えると、あの光景はかなり異様に見える。日本の政治家にしては大胆過ぎる行動だった。日本の政治家であるならば、もし偽者だとしても、それをいきなり公開などせず、裏で北朝鮮に話して調整するものだと思う。だからあの時には大きな力が外から加わったんだと思う。つまりアメリカが友好なんかするなと言ったんだと思う。

偽遺骨に関して、あの様に公開してしまってはもうどうにもならないと言う気がする。どっちかが間違っていたとなるしか論理的な解答はないように見えるからだ。だからといってどちらも引けないだろう。

いずれにしろ最初に書いたように、もう政府の方針は大きく動かないだろうから、これに対して絶対反対なんていう元気もない。第一被害者家族本人が制裁を口にしてるんだから。赤の他人が黙ってろよって感じで。

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