常識バトル 麻生VS医者

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麻生首相が「医師には常識のない人が多い」と発言して問題になり、翌日訂正した。これ以前にも、どこかの政治家が「妊婦が志望した問題をを医者の倫理の問題」と発言し結局謝罪した。

これらのことに関してネットではいろいろな意見が出ているが、どっちの意見が論理的に正しいのだ、という視点でしか語られていない。はっきりいってそういうことを論じていてもあまり意味がないような気がする。医師だって政府だってそれなりに頭がいいのだから、それなりの論理は持ってこれるし、もちろんそれによって国民がどっちの見方につくか、ということはあるだろうが、よっぽどの失言でもしない限り、大きく揺れることはないと思われる。

問題は論理ではなくて力だということ。つまり医師会は強いのだ。なぜ強いのか?まず医師は専門技術を扱うから、他の人に代わってもらうわけに行かない。と同時に医者なんていなくてもいいよ、と言えない現実。人間の体を機械的に扱い修理できる神の視点をもった人間。

こういう強い人たち、自分たちの利益を考え集団で動く人たちに対して、経営者的視点から効率のみを考えたとき、それは「常識がない」となってしまう。

今日本に必要なのは、こういった強い人たちにルサンチマン的感情を沸き起こすのではなく、それを見習って自分たちの境遇をよくすることを考えることだと思う。

この問題に関して有名ブロガーが以下のように言っている。

この問題を解決する方法は簡単です。フリードマンが半世紀前に提案したように、医師免許を廃止して参入自由にすればいいのです。資格試験は残すが、無免許営業も許す。開業医ぐらいなら、薬屋がやってもいいでしょう。もちろん患者には免許の有無がわかるようにし、ローコスト・ハイリスクの無免許医か普通の医者か選べるようにするのです。

前にも書いたが、こういう欧米的な発想は日本には合わないと思う。簡単に言えばまじめな人が損をする。ずるくやった人が得をする。もちろんずるくやりすぎると怒られますが。

で全体としての医療の価値は下がる。なぜならまじめな人がやる気をなくすから。今の日本がそうなってるんじゃないですか?

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