資本主義社会においては、すべての企業に対して同じくらいの利潤率を求められる。利潤率は投下資本に対する利潤(P)の割合として求める。
投下資本は賃金(V)とそれ以外(C)(例えば機械設備、原材料などのありとあらゆるコスト)に分かれる
利潤率=P/(C+V)
ここでCの割合が大きい企業(工業)と小さい企業(サービス業)を考える。利潤率は同じくらいの大きさを求められるので10%とする。販売量(生産量)も考える。
工業:C=1000、V=50、利潤率=10%
10%=P/(1000+50)
P=10%・1050=105
販売量=1000+50+105=1155
サービス業:C=100、V=50、利潤率=10%
10%=P/(100+50)
P=10%・150=15
販売量=100+50+15=165
労働生産性を考える。
労働生産性1=販売量/賃金 ←詳しくわしらないから適当に2つ用意
労働生産性2=付加価値/賃金
付加価値=利潤と考える
工業:
労働生産性1=1155/50=23.1
労働生産性2=105/50=2.1
サービス業:
労働生産性1=165/50=3.3
労働生産性2=15/50=0.3
結論:
資本主義社会では同じくらいの利潤率を求められるので、Cの割合が大きいほど生産性は大きくなければならなくなる。
だからといってサービス業が甘えているとかそういうことではない、Cの割合が低いということは参入障壁が低いから競争が激しくなる。よって一概には言えない。
トヨタの豊田さんが、なんか「限界にきた」とか言っていた。嘘か本とか知らないが、トヨタの工場は24時間フル稼働らしい。ここでは回転率は考えてないが、生産性的にも限界と言うことだろうか。
ソースは資本論