電気の歴史 02

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原子の種類によって、電子がどれくらい自由なのかが決まる。

金属などの一番外側の電子はすごく自由。こうゆう電子のことを自由電子という。

ガラスなどの電子はあまり自由じゃない。でもこすったりすれば一部は移動できる。

電子がどれくらい自由に動けるのか、とう指標を伝導率(伝導性、conductivity)という。

自由電子の割合が大きい物質は伝導体(conductors)と呼ばれる。

電子があまり動けない物質を絶縁体(insulators)という。

伝導体の例:
銀、銅、金、アルミニウム、鉄、鋼、真ちゅう、青銅、水銀、黒鉛、汚い水、コンクリート

絶縁体の例:
ガラス、ゴム、油、アスファルト、グラスファイバー、磁器、陶磁器、石英、乾いた綿、乾いた紙、乾いた木材、プラスチック、空気、ダイアモンド、純水

伝導体かどうかは光が通り抜けるかどうか、みたいな感じで理解するといい。伝導=透明、絶縁=不透明

伝導体の例の中では銀がもっとも伝導率が高い。コンクリートはそうでもない。

温度によっても伝導率は変わる。ガラスは熱くすればするほど伝導率が上がる。

金属は熱くすると、伝導率が下がる。冷やすと上がる。ものすごく冷やすと完全な伝導体(超伝導、superconductivity)になる。

自由電子は通常ランダムに動いている。これが方向を持って動いているのが電気または電流。

電流は水流みたいなもの、物質の間を電子が流れている。

でも本当はひとつの電子がずっと動いているわけではなくて、となりの電子を押して伝わるみたいなイメージ

その伝わる速さは光の速さと同じ。でも別に電子が光の速さで動くわけではない。

導体が途中で切れていていると、水の流れるパイプの先端が塞がれているみたいなイメージになって電気は流れない。

パイプに水が流れてるとパイプが腐ったりするけど、電気の場合はそういうのはない。でも熱くなったりはする。

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