日韓文化と政治と経済 産経新聞の見方

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日韓関係の敵対関係を説明しようとするときいつも思うのはなぜ経済の話がでないのか、ということだ。韓国人の性格を直感的認識から断定しその理由も考えずに、そこから思考を進めて何らかの提案を行う。

2chの連中は最たるもので、遺伝子に問題があるとかまで言い出すしまつだ。遺伝子に問題があるなら当然なぜそういう遺伝子なのか?という問いがすぐさま提起されなければならないが、なぜかそういうことは疑問に思わないらしい。

【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 文化は政治を超えるか?より

日本人には「神は細部に宿る」といって、具体的で細かいことや現実問題に対応することでコトの本質に迫るという考えがある。しかし韓国人は抽象的で原理主義的な発想が強く、まず総論的な本質論が先にくる。だから「過去の過ちを認め反省し謝罪することが先だ」という。

まず「神は細部に宿る」というのは日本発祥の言葉でもなければ、日本人のことを言った言葉でもないようだ。むしろ「神は全体である」のアンチテーゼであって、そこだけに価値をおいた底の浅い言葉だと思う。

日中関係もここ最近まではよいとはいえない状態だったが、今はかなりよくなった。それはなぜかといえば、財界が中国と仲良くしたいからだ。経団連から何十億ともらっている自民党が、その意向にそうのは当然だ。しかしそれは日本人とって好ましいことなのかは疑問だ。それは中国と日本の市場を均一化し、結果として中国共産党と世界の財界が勝ち組となり、労働者は負け組となるからだ。

この点に関して疑問なのが日本共産党の立場だ。彼らは中国の市場化を歓迎しているのかそうでないのか?少なくとも日本共産党は中国共産党とは仲がよさそうだ。ソ連の共産党とは喧嘩したとかいって自慢してたが・・・。2つの考え方がある。1つは共産主義は成熟した資本主義の後に現れるのだから、健全な市場化を歓迎するという立場、もう一つはそうやって労働者がどんどん負け組になれば、共産党の支持が増える、という立場だ。実際共産党の党員は増えているらしい。こういう風に考えてほしくなければ、日本共産党は自らの立場を公言すべきだ。

話題がずれたが韓国に関してはどうか。韓国は中国とちがい、自らの力で資本主義を世界に通用するまでに発展させようと躍起になっている。そんな中、日本の起業に入ってこられたのでは大変だ。日本の企業が入っていけば多くの分野で韓国企業は太刀打ちできないだろう。これは当然防がなければならない。そのための言い訳がどうしても必要になってくる。そこで出てくるのが半日政策なわけだ。

つまり、黒田勝弘の言うような性格や気質の違いは日韓不和の本質的な問題ではないし、竹島問題などを解決したところで、彼らはつぎの言い訳を考えるだけなのだ。

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