評価はガラパゴスにこそ与えられる

投稿者:

最近ガラパゴスって言葉が流行っていて、なんか経済に関することのようで、ガラパゴスだと駄目だ、みたいに否定的に使われるようです。しかし本当にそうでしょうか?人間がある人間を評価するとき、本当にすごいと感じるひとはどんな人でしょうか?それはガラパゴス島のように、他では見ることのできない何かをもっているからではないんでしょうか。

日本は戦後から50年以上、他国をモノマネでやってきました。少なくとも産業の多くの部分ではそうです。それで、その成果が世界から評価されているのか、といったらそうではないといわなければなりません。例えば車は評価されています、確かにそうですがその評価のされ方の多くは燃費がいいとか小型だとかいう言わば量的なところにしかありません。そういったものは経済的な理由によって求められているだけで、質としての評価ではありません。もちろん例外があるのはしっています。ホンダなどは特にその質が評価されていることが多いような気もします。

では本当に、つまり質的なもので評価されるにはどうすればいいかといえば、それは日本人ならば日本的な、すなわち世界のことなど考えずに日本人にとって評価されるものをつくることだと思います。例えばアニメやゲームがそうです。こういったものがグローバル化したなかで評価されるものだと思います。ただし、最近は経済産業省なんかは勘違いして、クールジャパンなどといってこれを最初から海外に視点を置くかのような言い方をしていますが、大変な失敗をする危険があると思います。

こう言うふうに言っても、現実はそんな簡単じゃないと反論されるでしょう。しかしそれはここで言ったこととは別の領域で解決すべき問題だと思います。現実的に上手くいかないからといってここに書いたことが嘘ということにはならないと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)