カテゴライズ

一般的イノベーション

これは繰り返し的な作業を、道具や機械や関数に置き換える作業と言える。人間は同じことの繰り返しには耐えられないので、それをなるべく避けえるような方法を模索する。ここで同じことの繰り返しとは、単純な繰り返しのことであり、精神の投入ができなくなるようなもののこと。関数とはここではプログラムを想定していて、同じようなことは関数やライブラリに置き換えることを意味している。

こういった一般的なイノベーションは日々欲求されることであり、他の事情がそれを妨げなければ実現されるものである。

突然変異的イノベーション

繰り返しの中から起こるものではなく、生物の突然変異のように論理的つながり無く出現するものがこれである。芸術的創作もこれに含む。

一般的イノベーションが経済的な不況を救うかのように喧伝されるが、それはまったくの嘘であろう。企業家はあくまで利潤を求めているのであり、イノベーションはそれが利潤に結びつく限りで要請される。生産現場において、例えば、ある作業を機械に置き換えることが技術上可能になったとしてもそれの維持運用コストが人を雇うコストよりも高ければこのイノベーションは実現されない。

グローバル化が実現した今の世の中では工場は海外に移すことができるので、この種類のイノベーションはますます実現不可能になった。とはいえ外国にすべての設備が移されるのではなくその範囲は当地の賃金でコスト的に有利である範囲に限られ、日本と同等の工場がつくられる訳ではないだろう。

それに比べてプログラムのイノベーションはこれよりもはるかに実現可能である。プログラムの運用(実行)はコストの上昇をもたらさないからである。

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