トヨタの社長さんの豊田さんがブレーキのリコールの件で記者会見しました。

概してこの記者会見はよかったと思います。前回も言ったように、こういう問題は詳しく説明してほしいわけですが、副社長さんが図やグラフを用いて説明していてわかりやすかったです。ただしテレビは全部流してくれないので、こう言った説明は自分で録ってウェブに上げといてほしいです。トヨタのウェブページを見てもありませんでした。

この説明を見て今回ブレーキのリコールに踏み切ったのは、技術的面から見たらやりすぎと言う感じも持ちました。プログラムにバグがあったようでもなく、現象が発生するのは限られた場面で、想定の範囲の問題であったように感じました。修理すると言ってもプログラムを入れ替えるだけと言っていましたが、プログラムと言うより設定値を変えるみたいな感じを持ちました。

リコールと言う言葉を使うとあくまで不具合を連想してしまいますが、今回の場合は運転手が運転しづらい場合は設定を変える程度のもので不具合というのは強すぎると言う感じで、そうであれば、もうリコールといって不具合か否かという切り分け自体が限界に来ていると思いました。しかしお客様の不安を考えてリコールに踏み切ったということだと理解しました。

社長の話もよかったと思います。というのはトヨタは日本一の企業で、以前の社長はそうであるにもかかわらずそれを隠そうともせず自分は日本一なんだみたいな態度をとっているという印象を持ちました。実際はどうなのかしりませんが彼は前面に出てこないのでわからないのです。そのことが逆にこうしたことが起こったときの不信感を増幅させてしまった側面もあると思います。どんなに偉い人でも自分が一番偉いと公言してしまうと偉く見えなくなります。自分より偉いものがあると言える人にこそ偉さを感じるものだと思います。

豊田さんは「お客様」を強調していましたが、現在のトヨタの場合それ以外にも偉いものを想定してトヨタのあり方を示したほうがうれしいです。というのもトヨタのようなグローバルな大企業の場合、もはやその存在は一企業の枠を超えてさまざまな影響力を持つと思われているからです。例えば、これはトヨタが言ってる訳ではないにしろ、法人税を上げると国際競争力が弱くなって外へ出て行かなければならなくなる、見たいな言い方を新聞や評論家がいいます。これを聞くと、国民主権が脅かされているような気分になる。また豊田さんは世襲の人ですが、日本ではよくてもアメリカなどでは、こういった存在はフェアでないと感じさせるもので、自分たちの自由を抑圧するような存在であると感じさせると思います。

よって豊田さんはこういった不安、不満に対しても和解を求めていかなくてはならなくなったと思います。とはいえ彼らの思考の土壌でそれをやる必要はなく、あくまで企業なんですから資本の論理に反する訳にはいかない訳ですから自分なりの土壌で示すことだと思います。それをするには自分より偉いものは何なんだという示し方で示してほしいと思います。

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