オバマ大統領がアフガン戦争への兵力増強を決めた。オバマによると、アフガンにいる過激派を悪としてそれに対峙することが国益だという。もちろん頭のよさそうなオバマがこんなことを本気で思っている訳ではないだろう。またオバマはノーベル賞の授賞式で正しい戦争はある、といった。これはアメリカは変わらないぞ、というオバマの宣言だ。

なにから変わらないのか?アメリカ的思考から。問題が起きてもその本質を考え自らを含めて変えていくという態度をとらずに、そのつど対応していくということだ。それは資本主義を貫くし、いままでの安全保障政策も貫くということを意味する。

自分が見る限りオバマはこういう精神性を持っていないが、アメリカの独自性と言うものを考えたとき、それを柱としなければアメリカはレゾンデートルを失うし、それによって世界がよりよいものになるとも考えていないということだろう。

アメリカのこういった精神性を理解するにはアメリカがその始まりにおいていじめられっこ国家だったからといえると思う。いじめられっこと言っても落ち込んだいじめられっこではなく、復讐心をもったそれである。かれらは自分のやり方で世界を支配し、失敗してもそれを認めない、他人の助けも乞わない。だから資本主義やアナーキズムがよく似合う。イスラエルも同様の傾向を持つ。アメリカとイスラエルの親和性が高いのもこういった理由があるだろう。

これは、アメリカの経済はこの先大変になるとすれば、そのはけ口を他国に押し通すということになり、恐い話である。だから日米同盟は日本がアメリカからの軍事的な脅威から守られるためにあるようなものだ。その日本だが、このようなアメリカとどう付き合っていくのか方向性が見えない。理念として対立するのは「友愛」である。

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