unique_ptrの基本とカスタムdelete

コード例

基本

unique_ptrは渡されたポインタの所有権を保持する。つまりこのポインタを解放するのはunique_ptrの役割である。ポインタが破棄されるのはunique_ptrが破棄される時かreset()によって他のポインタがセットされる時である。よってget()で取得したポインタを破棄したり、他のスマートポインタに渡してはいけない。

std::move

unique_ptrをunique_prtにコピーというか移動するにはstd::moveを使わなくてはならない。

カスタムデリート

unique_ptrの第2テンプレート引数にはデリーターを指定する。この関数は破棄される際にポインタが渡される。デフォルトはdeleteなので作成時にnewで作ったオブジェクトを渡す。しかしnewで作れないオブジェクトはたくさんあるのでコード例のようにカスタムデリーターを指定する。

std::function

カスタムデリーターはポインタ1つを引数に取る関数オブジェクトのを指定しなければならない。呼び出し規約がデフォルトと違う場合はそれも指定しないといけないのでややこしい。この場合はstd::functionを使えば呼び出し規約を気にしなくてもいい。

開放関数が引数を2つ取るなどの場合はラムダやファンクタを指定することになる。

ソースコード

https://github.com/ambiesoft/blogprogs/tree/master/5212

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